ロルフィングセッションの流れ

1.セッションを始める前に

ロルフィングの初回のセッションでは、ロルフィングを受ける目的、既往歴・経歴について伺います。
2回目以降は、前回のセッションを終えた後の変化をお聞きし、今回特に注意を払う必要がある症状や部位を確認します。

 

2.ボディリーディング

お着替えをして頂き、姿勢、動作をチェックします。ロルファーは、クライアントが立ったり、座ったり、歩いたりするのを観察し、毎回のセッションを組み立てます。また、クライアントの身体への気づきを深めてもらうことを目的に、自身の身体に対して感じることを率直に言葉にしてもらいます。

 

3.テーブルワーク

クライアントにマッサージテーブルの上に横になって頂きます。ロルファーは、ゆっくりと深部まで届く圧を加えて、硬くよじれている筋膜が本来の柔らかさを取り戻すのを手助けします。圧の強さは、クライアントにとって不快ではないか、筋膜の解放を促進するのに十分かなどを考慮し調節します。内臓系や神経系、全身の膜組織などに広範囲に働きかける為に、軽く手を置く程度の繊細なタッチも多く用います。

一方クライアントは、身体内で起こる感覚に注意を向けたり、ロルファーのガイドに沿って動きや呼吸などのイメージをしたり、深部の筋肉を使ったり、繊細な動きをしたりします。

クライアントの身体の状態を確認しながら、60分程行います。

 

4.重力下での統合

テーブルから離れ、テーブル上での変化が、立位や歩行時にも維持できているかどうかを確認し、必要に応じて重力下での調整を行います。

クライアントに自分自身の姿勢や動きのクセに気づいてもらい、日常生活の中で自分の身体に自覚的になれるようサポートします。「普段の生活の中で、セッションの効果を感じる」という方も多いです。